みなさんこんにちは、Mijitaです!
みなさんは読書していますか?
私は今まで日本語も含め、どの言語でもあまり読書をしてきませんでした…。
そのため、リーディングがとても苦手でした。
しかし最近、20年越しにハリーポッターシリーズにハマり始めて、1年半かけて、スペイン語版のハリーポッターシリーズを7巻全て読み終えることができました。
7巻全て合わせると、約3700ページです。
読書が習慣でなかった私にとってはかなり大きな成果でした!
今回は、リーディングに苦手意識のあった私が、1年半かけてハリーポッターを完読したことで得た成果や、読書と並行して行うと効果的だった勉強方法お伝えしたいと思います。
読書の方法
期間
期間については、スペイン語版ハリーポッター7冊を読み始めてから読み終わるまでは、約1年半かかりました。
2020年の8月から2022年の4月までです。そのうちの2ヶ月間は妊娠によるつわりで読書すらできない状態だったため、空白の2ヶ月があります。
1日に読む量
毎日、Kindleを使ってお風呂の中で15〜20分、日や季節によって異なりますが、のぼせる直前まで読んでいました(笑)
そのあと寝る直前にベッドの中でKindleのバックライトをつけて眠くなるまで読んでいました。これも日によって異なりますが、30分以下の日もあれば、寝付けない日は1時間以上読む日もありました。
基本的に入浴中と寝る前のベッドの中で読んでおり、1日のトータルは40分〜1時間半くらいスペイン語で読書をしていました。(通勤中に読む日はもう少し長め)
毎日読書を続けることができたのは、防水&バックライト付きのKindleを使って風呂の中や暗闇の中で読めたからなので、本当におすすめです。
軽くて持ち運びもでき、読書の習慣がない人でも、通勤中などに気軽に読むことができます。
実は今は英語版のハリーポッターをKindleで寝る前に読んでいます!
Kindle unlimitedに登録すると、日本語・英語・スペイン語(フランス語やポルトガル語などもあります!)のハリーポッター全巻読み放題なので、語学勉強に最適です!
7冊読んでどのくらい上達した?
スペイン語版ハリーポッターを1年半かけて7冊完読して、具体的にどのようにスペイン語が上達したかをご紹介します!
速読力がついた
先ほど書いたように、私は恥ずかしながら読書の習慣がなかったため、リーディングに対して苦手意識がありました。
読むのが遅いし、一度疑問に思うフレーズがあると、何度もそのフレーズを読み直してしまっていました。
しかし莫大な量を読み続けた結果、以下の成果がありました。
⚫︎ー途中で止まらず、文の後ろから日本語に訳さずに読めるようになった。
→速読に慣れていない時は、どうしても文の後ろから日本語に訳しながら読んでいましたが、頭の中で日本語に訳さず、スペイン語のまま理解して読み進めることができるようになりました。
⚫︎知らない単語があっても文脈で判断ができるようになった。
→どんなに読んでも必ず少なからず知らない単語は出てきます。
最初はその都度辞書で意味を調べていたのですが、それだと読むスピードがかなり遅くなり面倒くさがり屋な私は続かなそうだったので、気になる単語や何度も出てくる単語だけ調べるようにしました。
そうすることで、分からない単語が出てきても、前後の文脈から意味を推測して読み進めていくことができるようになりました。
個人的に今の推測は、速読にはかなり重要な力だと思います。
速読力がついたことで、DELEのリーディングの文章を時間内に読むことができるようになりました!
語彙力が増えた
3700ページを完読したことで、語彙力もかなり増えました。
先ほど書いた通り、すべての単語ではなく、気になる単語や何度も出てくる単語だけ意味を調べていました。
読み進めていくとわかるのですが、予想以上に同じ単語が何度も出てきます。よって、一度意味を調べると、繰り返しその単語が出てくるので、自然とその単語の意味を覚えることができます。
また、同じ意味だけど単語が異なる類語もたくさん出てきます。
例えば「答える」という単語。パッと思いつくのは「responder」あたりでしょうか。
ハリーポッターで出てくるものだけでも、replicar(言い返す)、contestar(答える)、terciar(口をはさむ)…など、意味の似ている単語がたくさん出てきました。
このようにして語彙がどんどん増えていきました。
ただし、語彙力をさらにUPさせるには、速読ではなく、精読するのがより効果的だとは思います。
後半に書きますが、私もたまに精読をしていたため、そこで調べた単語の方がより定着しました。
スピーキング力が上がった
読むだけでスピーキング力が上がることってあるの?
と思われてしまうかもしれませんが、単語だけではなく、たくさんのイディオムも繰り返し出てくるため、そのフレーズを覚えることで、会話でもスムーズに答えることができ、会話力がより流暢になります。
どういうことかというと、例えばハリーポッターの本の中では以下のフレーズが頻繁に出てきます。
- Encogerse de hombros(肩をすくめる)
- asentir con la cabeza(頷いて同意する)
- echar un vistazo a…(〜をチラッと見る)
- ¿Cómo se atreves…?(よくもそんなことを…)
これらをフレーズで覚えることにより、そのまま会話に使えることができるのです。
また、スペイン語は動詞の活用が難しいですが、基本的に上記のフレーズは登場人物のアクションなので、点過去で表現されることが多いため、動詞の活用も頭の中で「主語がélだから活用は三人称単数で…」などど考えることなく、スムーズに口から出てきます。
ちなみに「ハリーポッターと謎のプリンス」では「Se encogió de hombros(肩をすくめた)」という点過去のフレーズだけでも8回も出てきました。
私は実際にDELEのB2の口頭試験でも、ハリーポッターで出てきたこれらのフレーズを使って得点を上げることができました。(DELE B2面接合格のための対策方法の記事はこちら)
文法の使い方を学べた
スペイン語には難しい文法がたくさんあり、テキストを読んで頭の中で理解できていても、実際どのように使えば良いか悩むことが多いと思います。
この悩みも、膨大な量の文章を読むことで、使い方を毎回学ぶことができました。
- 点過去と線過去の違い
- 接続法の使い方
- 冠詞の使い分け
など特に難しいと言われている文法も、読み進めていくうちに「こういう場合はこの文法を使えば良いのか」と理解が深まりました。
洋書の読書の苦手意識がなくなった
最初に書いたように私は元々、どの言語でもリーディングに苦手意識がありました。
しかし、スペイン語版のハリーポッターを約3700ページ完読したことにより、スペイン語の新聞などを読むのも苦ではなくなりました。
苦手意識がなくなる→さらに洋書や新聞を読むようになる→よりリーディング力が上がる
という好循環になりました。
おかげでスペイン語の難しい新聞記事も読めるようになり、DELE C1のリーディング対策をすることもできました。
毎日の楽しみと読書の習慣ができた
お風呂の中で15〜20分、寝る前にベッドの中で30分〜1時間ほど毎日読み進めていくことで、本の内容の続きが気になり、毎日スペイン語で読書することが趣味になりました。
自分的には楽しんで読んでいるだけなのですが、スペイン語の勉強にもなっていて、一石二鳥でした。
また、ベッドの中でスマホを触ったりなど、無駄な時間が減ったのもとても良かったです。
自信がついた
私は以前、自分に自信のないことが悩みの一つだったのですが、
「苦手(リーディング)を克服できた!」
「継続が苦手なので1年半もコツコツ続けられた!」
と達成感につながりました。それにより、
「これができたから○○もやろう!」
「この本を読んでみよう!」
「楽しみながら勉強ができるんだ!」
と思えるようになり、自己肯定感を上げることができました。
以上が私がハリーポッターをスペイン語で7冊読んで得た成果です。
読書と並行すると効果的な勉強方法
最後に、読書と並行しておこなったことで効率良くスペイン語を学ぶことのできた勉強方法をご紹介します。
一部を精読する
やはり速読だけでなく、単語を調べたり文法をじっくり理解しながら精読した方がさらに勉強になります。スペイン語での読書が勉強兼趣味になっていたので、毎回精読をおこなってはいませんでしたが、たまに、既に読んだ箇所を写経(そのまま文章を書き写す)して、文法や単語を調べたり翻訳したりしながら精読していました。
下の画像がその一例です。これはTwitterに載せたこともあり丁寧に書いている方で、単語の意味を調べるだけの時は、ノートに自分だけがわかる字でひたすら単語をその意味を書き殴って覚えていました。(笑)
Audibleで朗読を聞く
前日に読んだチャプターと同じ箇所を、移動中や洗い物の最中にオーディブルで毎日朗読を聞いていました。
これにより、
- スペイン語のリスニング力UP
- 読書で学んだイディオムや単語の復習、発音を学べる
- ネイティブのイントネーションを真似できる
- 隙間時間に「ながら勉強」できて時間を有効活用できる
などのメリットがありました。
Kindleで読んだ箇所をAudibleで聴くことによって繰り返し勉強ができて、より知識を定着できるので、とてもおすすめの勉強方法です。
Audibleは現在10/12まで2ヶ月キャンペーンをやっているのでお得です!
1冊完読ごとに映画を見る
スペイン語版のハリーポッターシリーズは全部で7冊ありますが、1冊読み終わるごとに、該当の映画を鑑賞していました。
映画を字幕なしで見るのはちょっと…。
という方でも、本で出てきて既に馴染みのある単語が映画でも出てくるので、日本語字幕がなくても理解ができます。
スペイン語吹き替えされているのは中南米のスペイン語が多いのですが、発音や単語がスペインのものとは異なり、その違いも楽しめます。
また、楽しいだけではなく、Kindleで読書→Audibleでリスニング→映画を見て総復習ができ、さらに学んだスペイン語を定着させることができます。
現在、Huluでの配信は終わってしまったようですが、U-NEXTだと、ハリーポッター全作を鑑賞できます。
最後に
いかがでしたか?
今回は、スペイン語版のハリーポッターを7冊、約3700ページ読んだ結果や勉強方法をご紹介しました。
長期間にわたってコツコツ続けるのは根気がいりますし、簡単なことではないとは思うのですが、自分が楽しめる&楽な方法を見つけて習慣化すると、苦なく続けることができるので、ぜひ試してみてください。
ハリーポッターは量が莫大なので長期よ勉強には効果的ですが、もちろん別の本でも問題ないので、ご自身が好きで楽しんで読書できる本を見つけてみてください!
では最後まで読んでくれて、ありがとうございました^^
コメント
コメント一覧 (5件)
[…] キクタン以外にもスペイン語のリスニングを向上することができるコンテンツが複数あるので、おすすめです。私は【勉強法】スペイン語版ハリーポッターを7巻読書した成果の記事でも書いたように、読書と同時にオーディブルを移動中や入浴中に聞いて、毎日スペイン語や英語の朗読を聞くことにより、リスニング力がアップしました。 […]
[…] 【勉強法】スペイン語版ハリーポッターを7巻読書した成果 みなさんこんにちは、Mijitaです! […]
[…] 私は【勉強法】スペイン語版ハリーポッターを7巻読書した成果の記事でも書いたようにハリーポッターが大好きなので、スペイン語版のハリーポッターを発音練習でレッスンで活用しても良いのですが、AudibleやYouTubeのナレーターが早口なので、その通り真似して練習すると、講師が発音を直しにくいと思いました。 […]
[…] 私がよく聞いていたのは、まずは【勉強法】スペイン語版ハリーポッターを7巻読書した成果の記事でも書いたように、スペイン語版のハリーポッターを7冊分読書していたときに、並行して、その日に読んだ本の内容と同じチャプターをすすAudibleで聞いて復習していました。 […]
[…] また、【勉強法】スペイン語版ハリーポッターを7巻読書した成果の記事で詳しく紹介していますが、Audibleと同様、Kindleもスペイン語の読書ができ、リーディング力が上がり、非常に独学におすすめです。 […]