【独学】スペイン語試験DELE C1読解対策【リーディング】

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みなさんこんにちは!Mijitaです。
11月のスペイン語試験DELEの試験まで約2ヶ月になりました。
なので今後はレベル別にDELE対策の記事を増やしていこうと思います。

今回は、DELE C1の読解パートについて書いてみます。
私は今年の4月に日本でDELE C1の試験を受験し、無事合格することができました。

DELE対策の講座などを受けず、独学で勉強したので、独学で試験に臨む予定の方の参考になると嬉しいです!

まず、私のC1の結果は以下の通りでした。

2022年4月のDELE C1の試験結果

この結果を見てわかる通り、合格はしたものの、読解パートは50%しか取れず、作文パートで70%を取れたおかげでかろうじて2つのパート合わせて60%でした。

なので参考になるかは際どいですが、点数が低かったからこそ「こうすれば良かった」と私が考えた反省点などをお伝えできると思います。

目次

試験の構成

DELE C1はGRUPO1とGRUPO2で構成されており、Grupo1はリーディングと作文(リスニング含む)でGrupo2はリスニングとスピーキング(読解含む)に分かれています。
2つのGrupoでそれぞれ60%以上取ることが合格条件になります。

リーディングパートですが、制限時間は90分で、Tareaは5つあります。
ネットでC1の読解の対策方法を日本語で調べると「C1の読解はTarea 4つ」と記載されているサイトが多いですが、2022年4月時点の試験ではTareaは1〜5出題に変更されているので、ご注意ください。

A2など他のレベルのDELEも近年、試験内容が変更されたので、試験対策のために問題集を購入する場合は、できる限り最近の版を選んだ方が良いです。

下のC1のPreparación al DELEは2019年出版のものです。

各Tareaの内容と対策方法

Tarea 1

800単語くらいの文章(保険や会社などの約款)を読み、それに基づいた6つの設問に答える問題です。

契約書に書かれているような単語や専門用語が出てくる上に長文なので難しいですが、引っかけ問題は少なく、設問箇所の該当箇所を読み取ることができれば解ける問題です。

Tarea1のポイント

①長文なので、設問を読まずに先に文章全てを読んでも、設問の該当箇所を探し出すのに時間がかかる
設問を2つずつくらい読み、その直後に文章を2〜3段落ずつ読んでいくと設問の該当箇所を忘れにくい

②基本的には文章の内容と設問が同じ順番で書かれているが、たまに設問 1の該当箇所が文章の中盤や最後に書かれていることもある。

設問を確認し、文章を読み進めても答えにあたる箇所がない場合は、そのまま読み進めると良い

Tarea 2

文章が6箇所抜き取られている530単語ほどの文章を読み、抜粋部分(fragmentos)が本文のどの箇所に入るかを答える問題。本文の中に6つの空欄があるのに対し、設問には7つのfragmentosがあり、 1つは本文に関係のない文章で、選ぶ必要がない。

Tarea2のポイント

①本部の空欄野前後に、Fragmentos(設問A〜G)と同じキーワードが書かれていることが多いので、そのキーワードを中心に探す

②本文に年代が書かれていたら、その年代順に文章が進んでいることが多いので、Fragmentosに記載されている年代にも注目する

Tarea2は、他のTareaと異なりどんなに時間をかけて読んだところで、選んだ選択が正解とは限らないので、個人的には一番やりにくく苦手でした。

Tarea 3

650単語ほどの文章を読み、6つの質問に答える問題です。実際に存在するあらゆるWebサイトから文章抜粋されています。

Tarea 3のポイント

Tarea 3はC1のリーディングの中では一番読みやすく簡単な文章および設問
あまり時間をかけすぎずに確実に点数を取りたい

Tarea 4

書評、映画レビューなど140単語ほどの文章を6つ(A〜F)読み、設問8つの文章がそれぞれA〜Fどれに該当するか選ぶ問題。

Tarea 4のポイント

①一つ一つの文章はあまり難しくはないが、内容の似ている文章があり、且つ文章が6つに対し設問が8つある
じっくりそれぞれの文章を理解する必要がある

②一つの文章を読み終えるごとに、設問のどれに当てはまるかメモをしておき、全て読み終えある程度設問も選んだあと、文章を再度ざっと流し読みし最終的にどの設問が該当するのか最終チェックをすると確実
Tarea 4もTarea 3と同様、難易度は高くない文、いかに正確に且つ速読できるかがキー

Tarea 5

530単語ほどの文章を読み、14個の空欄に当てはまる単語をそれぞれ設問(3つの中から1つ)から選ぶ問題。

Tarea 5のポイント

①文法や熟語、単語、綴りが似ている動詞を選ぶ設問が多い
→ほぼ全て知識があれば解ける問題なので、日頃から文法や語彙力を鍛えてお、Tarea 5で高得点を狙う

②文章を完璧に読まなくても解ける問題が多い
→知識が問われる設問が多く、文章を読み直しても意味がない可能性が高いので、わからない問題があったら時間をかけずに飛ばすのも大事

他の Tareaは設問が6つなど少ないのに対し、Tarea 5は設問が14個もあるので、Tarea 5でどのくらい点数が取れるかが合否に関わってくると思います。

実際に受けた試験と問題集を比較して感じたこと

上記は問題集を解いてみてできる対策方法ですが、実際に2022年4月にDELE C1の試験を受けてみると、問題集を解いていた時とは異なる印象があったため、参考までに私が感じたことをご紹介します。

Tarea 1
問題集に比べ、似通っていて迷う回答があった。

Tarea 2
問題集より簡単で、時間もさほどかからなかった。

Tarea 3
問題集は解きやすかったが、本番は解くのに時間がかかり比較的難しかった。

Tarea 4
問題集より簡単な印象。

Tarea 5
問題集では文法問題が多く比較的簡単だが、本番は、単語を知らないと解けない問題が多く難しかった。問題集ではTarea 5で高得点を稼いでいたため、本番ではここで点数を落とした可能性が高い。

問題集を解いていたときは90分の間に全て解き終わっていましたが、本番では簡単なはずのTarea 3に時間をかけすぎたことで、全ての問題を解き終えるのがギリギリになってしまいました。

DELE読解パート合格のための日々できる対策

試験を受け終え、手応え的には55%〜60%くらいかな?と思っていたら、結果50%しか撮れていませんでした。
これは、問題集ではTarea 3、Tarea 4、特にTarea 5で高得点を取って全体の点数を稼いでのに本番ではそれらのTareaが難しく、必要以上に時間がかかったことが原因だと思います。

試験直後に私が感じた、C1のための試験対策は以下の通りです。

  • 新聞などの難易度の高い文章をたくさん読み、語彙力を上げる
  • 細かい文法を強化する必要がある
    →写経が効果的

最後に

いかがでしたか?少しでもこの記事が今後試験対策をする方の参考になると嬉しいです!
(余力があれば)C1の他のパートの対策方法や、C1以外の試験対策方法の記事もUPしたいと思うので、良かったらまた来てください。^^

B2のスピーキング対策の記事は過去にUP済みなので、良かったらそちらも参考にしてください。

それでは最後まで読んでくれてありがとうございました!

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この記事を書いた人

日本語・英語・スペイン語のトリリンガル。
DELE C1、TOEIC850取得済み。
当ブログでは、ブログでは日本にいながらでもできるスペイン語力がUPする勉強方法やDELE対策の記事を書いています。 
日本人向けにスペイン語オンラインレッスンを行っています。(※現在一時休止中)
1歳の娘におうち英語実践中。仕事や旅行で30カ国&43都道府県✈︎語学留学は短期含め7カ国9都市

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