みなさんこんにちは、Mijitaです。
岸田総理の「育休中のリスキリング」発言が大炎上していますね。
私も現在生後7ヶ月の娘がいるので、このニュースを見て色々思ったことがありました。
今回は、
・なぜ「育休中のリスキリング」ができているのか?
・どういう時間の使い方をすれば良いのか?
・実際の産後ママの状態は?
などについて記事を書きたいと思います。
ただし、私がやっているからと言ってみんなやるべきというわけではもちろんありません。
むしろ、タイトルにも書いた通り、やりたい人以外は真似しないでください。
産後ママは、心身共に出来る限りストレスを減らすのが一番です。無理はしないでください。
でも、もしかしたら「勉強したいのに、育休中などで時間がない…泣」という方もいるかもしれないので、育児中にできる学習方法もシェアします。
大多数の批判・反対意見
まぁ「育休中の学び直しを支援する」と言われたら、大抵の育休中の人は「は??????」と思うのは突然だと思います。
なぜなら、育児は9-17時など時間が決まっているものではなくて24時間体制だから。
下に具体的なスケジュールを紹介しますが、子育ては、想像以上に大変なものでした。
出産前までは
3時間に1回授乳とおむつ替えをすれば良いんでしょ?
その間色々できるじゃん!何しようかなぁ!
・・・なんて本気で思っていましたが、実際は想像を絶するものでした。。。
産休・育休中の勉強スケジュール、勉強方法
妊婦時代(産休中)
妊娠がわかってから2ヶ月は、悪阻(つわり)で苦しんでいました。
今までつわりの経験がなかった私は、ドラマなどでよくみる「炊き立てのごはんの匂いを嗅いだらオエってなるアレ」だと信じ込んでいました。
実際のつわりは、寝てても起きていても、常に24時間、吐くレベルの船酔いをしている気分。
実際に嘔吐もある。
船酔いとの違いは、船酔いは、船から降りて少しすれば治るけど、つわりはそれが24時間2ヶ月間続きました。
先日胃腸炎にかかり何度も嘔吐を繰り返したのですが、それにも近い。
しかもその間も仕事や家事をしないといけない。
食べ物を食べても気持ち悪いし、食べなくてもお腹が空いて気持ち悪いし、最悪でした。
そんな生活が2か月半ほど続いたのですが、「いつになったら治るの?」と精神的に病んできて、何もできていない自分に自己嫌悪を抱き、毎日のように泣いて夫を困らせたのを覚えています。
つわり中は胃腸炎が2か月続くようなもんなので、
リスキリングは不可能!!!
つわり中は本当になにもできなかったのですが、つわりが落ち着いている時間帯や、つわり後は勉強時間を増やしていきました。
当時書いた記事がこちらです。
妊婦さんや体調不良、やる気がなくてベッドに転がることしかできない、という人もできる勉強方法なので、よかったら参考にしてください。
安定期に入り、勉強もできるようになったので、スペイン語試験DELE C1の試験勉強を始めました。
出産したら、育児に追われて試験を受ける余裕がなくなると思ったから、最後のチャンスと思い必死に勉強し、大きいお腹でブランケットや円座クッション持参までして受験したので、無事合格できてよかったです。
(ただ、長時間の拘束および電車移動だったため、帰宅後体調を崩したのでおすすめはしません。。汗)
新生児~生後2か月くらい
出産前は「私入院中の病院でオンラインレッスンでも受けようかな!」とか調子に乗って言っていましたが、入院中も、退院後も微塵も勉強する余裕はなかったです。
娘は、抱っこしないと寝れない子で、少しでも置くと大泣きだったので、夜中もずっと抱っこしていました。
「ずっと」というのは本当に一日中です。笑
夜中も23~3時、3時~9時と、旦那と交代して抱っこしていました。(辛い日々だった)
なので夜中は抱っこしながら極力娘に光が当たらないようにしながら、iPadで英字雑誌読んだり、kindleでスペイン語小説読んだりしてリーディングのインプットだけはしていました。
最初のうちは夜中抱っこしながら英語字幕で映画見たりしていたのですが、ブルーライトが娘に当たるとよくないと思い、やめました。。
生後2か月になってもお昼寝中もずっと抱っこだったので、
机に向かう勉強は不可能でした。
生後2か月のころは、娘を抱っこしながらYouTubeをテレビ画面でつけて、TEDなどスペイン語や英語のスピーチの動画を見てリスニングの勉強をしたり、娘を抱っこ紐で寝かせながらネイティブキャンプをやったりしていました。
21時過ぎになると、黄昏泣きの時期に入ったのか、抱っこをしてもミルクをあげても、何をしても大泣きして泣き止まないことがあり、精神的にまいったこともありました。
育児がうまくいかなくて
私なんて母親失格だ。もういなくなりたい。
今から家飛び出して車にひかれに行く!!泣
と旦那の前で大泣きしたことがありましたが、今思うとだいぶ産後メンタルがやられていたと思います。
大泣きしている娘の横で、それ以上の声で大泣きする私。夫よ、ごめんよ。笑
勉強する精神状態ではなかったですね。
生後3~4か月ごろ
この頃からようやく娘をお昼寝のときにベッドにそーっと置くことができるようになってきました。
なので、娘がお昼寝中に一応自由時間ができたわけですが・・・
わが子のお昼寝時間は、きっかり30分!
午前中は、その30分の間に化粧したり洗い物したり、家事をしていたので勉強はできず。
たまーに調子の良い時は1回1時間ほど寝てくれるときもあったので、そのときに勉強していました。
ただ、「早くしないと娘が起きてしまう!」というプレッシャーで、娘が寝たらすぐに行動に移すようになったので、時間の使い方は上手になったと思います。
隙間時間に、唯一の語学の国家資格である、「全国通訳案内士」の勉強をし始めました。
(語学は好きなのですが、歴史が苦手すぎて、現在勉強をストップしています。。。)
また、この頃から、娘と一緒に語学に触れて自分も一緒に勉強することを始めました。
①娘が生後3か月半のときから、一緒に入浴中に、子供向け英語動揺を毎日聞いて歌う
この動画を生後3か月から現在まで毎日娘と一緒に10分間ほど聞いているので、120回は同じ曲を数曲聞いています。
娘はまだ日本語も話せませんが、このメドレー以外の曲をかけると少しぐずるので、曲のリズムなどはもう覚えてきている気がします。
来年も聞き続ける予定なので、娘が歌えるようになるといいなと今から楽しみです。
私も毎日聞いていることで、この動画の英語の童謡は完ぺきに歌えるようになりました。
②入浴後私が髪の毛を乾かしたり等している間、娘をバウンサーに入れ、こどもちゃれんじの英語の歌メドレーを見せる。
我が家は、ベネッセのこどもちゃれんじ
0歳児は知育おもちゃだけだろうなと思っていたのですが、それ以外に、意外にも会員限定コンテンツが良くて、娘はしまじろうが登場する英語のメドレーの動画を、私がドライヤーをやっている間などだけ見させているのですが、すごい嬉しそうににこにこ見ます。
It’s not time to eat snacks right before you have breakfast…
Thank you all of you for your work…
など、歌を毎日聞いていると、私も旦那もフレーズを丸暗記してしまうくらいリズムが癖になり、とても良いです。
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③しまじろうの英語の歌の本を使って娘と一緒に遊ぶ
本屋でたまたま見つけたのですが、こちらはしまじろうの声で英語の童謡が流れる知育本です。
上の①で紹介したYouTubeの英語の童謡メドレーとほぼ同じラインアップで、なんとこの本は、英語の歌詞だけでなく、日本語訳まで書いてあるので、大人も英語の歌詞を理解して覚えやすいと思い購入を決めました。
実際、英語と日本語の歌詞の記載があることで、私の覚えが早く、もう歌詞を見なくても娘の前で歌ってあげることができるようになりました。
私も英語の勉強になり、一石二鳥です。
しまじろうの元気な声で娘はにこにこするし、何よりぷにぷにしたボタンを自分で押して音が鳴るのが娘は好きなようで、自分で絵本棚からこの本を取り出してきます!
言葉が話せるようになったら、早く一緒に英語の歌を歌いたいです。
④こども図鑑をタッチペンでタッチしながら英語を娘と一緒に学ぶ
夜、娘が寝る前に絵本を読むなどのルーティンがあるのですが、これもそのうちの一つです。
タッチペンで絵をタッチすると、ネイティブの英語が発音されます。
こども図鑑はたくさんあるので、本屋に何度も行き迷ったのですが、このこども図鑑はなんと、子供が触れるであろう英単語が5000語も収録されているのです。おそらくこども図鑑の中でこの語数はNo.1だと思います。
娘はまだ幼いので自分でタッチペンを使うことができず、親がタッチしてあげるのですが、英単語が聞こえると興味深そうに絵を触って音を聞いています。
5000語となると、私も知らない単語がもちろん出てきて、かなり勉強になります。
ちなみに今日はTrapezoid(台形)を学びました。
この本は赤ちゃんだけでなく、小学生、中学生まで使えるし、日常で必ず使う単語や身の回りのものが掲載されているので、英会話の勉強をしている大人にもおすすめです。
そんな感じで、娘と一緒に学び始めた月齢でした。
生後5~7か月ごろ
このくらいの月齢になると、もうまとまった時間寝るんじゃないの?と思われるかもしれませんが・・・
うちの子は、生後7か月の今も、夜中2時間おきに泣いて起きます。涙
且つ朝は6時には起床だから、眠い。
そしていまだに昼寝も1回30分間のみ。
生後3~4か月くらいの方がまだまとまって寝ていたのでは・・・?と思うほど。。
友人の子は昼間もおとなしいし夜通し寝る子が多いので、昼間は大騒ぎ、夜中は頻繁に起きる娘とどうしても比較して悩んでしまうことが何度もありました。
(正直、育児は大変だし眠いけど、娘は世界一可愛いと本気で思っているので、乗り切れています。)
何が言いたいかと言うと、生後半年過ぎても、寝ない子は寝ないし、育てにくい子はいる、ということ。
生後半年もたてば、育児は落ち着いて自由時間もできるでしょ
なんてこと育児中のママパパに言ったら一生恨まれるのでご注意を・・・。
友達に会わせるたびに「・・・元気だね!(苦笑)」と言われてしまう娘ですが、19時ごろに寝かしつけているので、それ以降、最近は勉強をしたりブログを書いたりする時間にしています。
私は復職後に語学を使った副業をしたいと思っているので、900点を目指して、数年ぶりにTOEICの勉強をしています。
これが岸田首相が言及したいわゆる「リスキリング・学びなおしの時間」にあたる思います。
20時から22時までの2時間ほどは、勉強やブログの時間に使うことができています。
自由時間が十分にあるような書き方をしてしまいましたが、上にも書いたように、娘は夜中2時間に1回起き、朝は6時には起床するので、正直睡眠不足です。
じゃあ、みんなできるの?
ここまで、私が産休・育休中に行ってきた勉強方法やスケジュールを書いてきましたが、「みんなが同じようにできるの?」と聞かれたら、答えは「NO」だし、育児中のママパパにプレッシャーをかけたくないです。
じゃあなぜ私はやっているのか?
それは、語学勉強が好きだから。趣味だから。やっていないとそわそわするから。
それだけです。
たぶん他の人がドラマや映画を見て娯楽・リラックスの時間を過ごす感覚と同じだと思います。
Twitterの投稿を見ていると、
「育児中に自由時間が少しできたとしても、それは育児の疲れを癒す時間にすべき」
「睡眠を削ってまで勉強なんてできるわけがない」
「学びなおしなんてわざわざ育児中にするものじゃない」
というコメントが多数ありました。
私もそう思います。育児は本当に心身共に疲れるもの。
そんな中で「学び直ししろ!」と言われて無理やり勉強なんてしたらストレスになって、産後の体と精神に良くないです。
だから、やりたい人がやれば良いんです。
そして、周りが「できる人もいるんだから、みんなやるべき」という考えを持たないこと。
間違っても上司が部下に「育休中に何の勉強してたの?」などと聞かないこと。
擁護するわけではないけど、岸田首相の発言は、「育休中に学び直しをしろ」ということではなくて、「育休中にスキルアップのために学び直しをする人がいたら支援します」ということ。
男性ももっと育休を取って
個人的には、それでDELEとか民間の試験の費用を国がもってくれたり、講座費用を援助したくれたりしたら、本当にありがたいし、育休を取るか迷っているパパたちの後押しにもなると思う。
もちろん、育児が第一優先が前提。育休を取って育児せずに勉強だけするような人は論外です。
まだ男性の育休率が低いですが、今後どんどん増えて、一人でワンオペをがんばっているママのストレスが少しでも減りますように。
「二人で育休を取っても手持無沙汰になるのでは?」
「授乳はママにしかできないから、自分はいる意味ないのでは?」
と悩んでいる男性がいたら、そんなこと思わず絶対に育休を取ってほしいです。
育児中に、辛さを共有できる大人が一人近くにいるだけで、ママは本当に救われるんです。
二人で午前・午後で交代して育児をすることもできるし、育児を奥さんに任せて旦那さんは家事に徹することもできる。
ママは後追いなどでトイレもまともに行けません。
ぜひ奥さんを産後鬱から守ってあげてください。
それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました!
勉強したいけど時間の使い方がわからなかった方や、育休取得を迷っている方の少しでも参考になれると嬉しいです!
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